PrintCouductor

0. Print Conductor の全体イメージ

• 対応：PDF / Word / Excel / PowerPoint / 画像 / CAD など多数を一括印刷Print Conductor+1
• 基本の流れ
  1. メイン画面の「List of Documents」にファイル or フォルダーを追加（ドラッグ＆ドロップ or Add）Print Conductor+1
  2. 右側でプリンター＆共通設定を決める（Settings）
  3. 必要なら、ファイルごとに個別設定（ページ範囲・部数など）
  4. 緑の Start Printing で一括印刷開始

FolderMill＝ホットフォルダ監視で自動印刷、
2PDF＝コマンドラインでPDF変換、
Print Conductor＝人間が画面からバッチ印刷する担当、と考えると整理しやすいです。

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1. メイン画面：List of Documents（ファイル一覧と個別設定）

1-1. ファイルの追加・並べ替え

• Add files / Add folder / フォルダドラッグで一括追加Print Conductor+1
• 順番は
  • ドラッグ＆ドロップで上下移動
  • 列ヘッダー（#, Name, Type, Pages, Copies, Date…）クリックでソート
  • #列クリックでリストの順序を一発リバース（逆順）Print Conductor

1-2. 右クリックメニューでできること（重要）

List 上のファイルを右クリックすると、こんなことができます：Print Conductor

• Open / プレビュー
• Print selected only（このファイルだけ印刷）
• Change settings for selected item(s)
  • ページ範囲・部数・カラー/グレースケール・用紙トレイ・プリンタープロファイルなど
• Remove / Clear list / Reset item statuses（done / paused などをクリア）
• Insert pause（このファイルのあとで一旦停止させる）
• Show/hide columns（Custom text / Custom info 列などを表示・非表示）
• Export list / Import list（FLISTやTXTとして保存・再利用）

1-3. 個別設定（ファイルごと）

各行に対して

• ページ範囲
• 部数
• 両面/片面
• トレイ
• カラー/グレースケール

などを グローバル設定から上書き できます。
教育現場や社内で「この資料だけカラー3部、その後はモノクロ1部」など、きめ細かく制御したいときに便利です。SoftwareOne+1

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2. Settings > Common（基本の印刷設定）

ここは「全ファイルに共通で適用されるデフォルトの印刷条件」です。
（個別設定したファイルはそちらが優先）

2-1. Page range（ページ範囲）

• All pages（全ページ）
• Custom range：1-3,5,10-12 のように指定
• 奇数ページのみ / 偶数ページのみ（オプション）Print Conductor

※「ここだけ配布したい」資料の時短に。

2-2. Copies（部数） & Collation（丁合）

• Copies：1, 2, 3…
• Collate（丁合あり）：
  • 例：3部 → 1,2,3 / 1,2,3 / 1,2,3
• Uncollated（丁合なし）：
  • 例：3部 → 1,1,1 / 2,2,2 / 3,3,3 Print Conductor+1

大量テスト印刷などでよく使う設定です。

2-3. Duplex mode（両面印刷）

• As in printer（プリンタドライバの設定をそのまま使用）
• Simplex（片面）
• Duplex long edge / short edge（長辺とじ / 短辺とじ）Print Conductor+1

「As in printer」が初期値で、プリンタ側のデフォルトを尊重します。

2-4. Print order（印刷順）

• Direct order（1→2→3…）
• Reverse order（最後のページから印刷）

教室後ろから配るときなど、逆順印刷が便利です。Print Conductor+1

2-5. Paper size / Orientation / Color mode

多くのパラメータは

• As in printer（プリンタ設定と同じ）
• As in document（文書の設定を尊重）

が初期値で、必要に応じて固定値（A4 / A3、Portrait / Landscape、Color / Grayscale）に変更します。Print Conductor+1

迷ったら基本は
「As in printer or As in document のまま」
→ 特定の案件だけ上書き、という運用がトラブルが少ないです。

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3. Settings > Advanced（詳細設定）

Advanced はかなり項目が多く、検索バーも付いています。Print Conductor+2Print Conductor+2

代表的なものだけ、用途別に整理します。

3-1. 全体挙動・UI 関連

• Show preview pane：
  ON にすると、右側にプレビュー領域が出て、選択したファイルの印刷イメージが見える。Print Conductor
• Export / Import settings：
  現在の設定をファイルとして書き出し／読み込み。複数PCに同じ設定を配布するときに便利。print-conductor.apponic.com
• Reset to default：
  Advanced の値を一括で「As in printer / As in document」にリセット。設定をいじりすぎて分からなくなったときの保険。Print Conductor

3-2. 印刷順とジョブのまとめ方

• Single print job mode：
  全ファイルを 1つのプリントジョブとして送る モード。
  → Windows のスプーラーで順番が入れ替わるリスクを防げます。Print Conductor
• Delay between documents：
  各ファイルの間に数秒の待ち時間を入れる設定。
  → プリンタが詰まりやすい時や、大型プリンタの負荷を下げたい時に便利です。Print Conductor+1

3-3. カバーページ（Cover pages / Service pages）

「サービスページ」として

• 各文書の前後
• フォルダごとの先頭

に カバーページ を挿入できます。Print Conductor+1

① 通常のカバーページ

• Settings > Common で Print cover page をON
• テンプレートを選択（標準テンプレ or Cover page Designer で自作）Print Conductor+1

Cover page Designer では、

• テキスト
• 画像（ロゴなど）
• バーコード / QRコード
• 四角形・ライン

を組み合わせて、.cover テンプレートとして保存できます。Print Conductor+1

② フォルダごとのカバーページ（Folder cover page）

• Settings > Advanced → 検索バーで print folder と入力
• Print folder cover page をON
• Folder cover page template を選択
• 必要なら Paper source for folder cover pages でトレイ指定Print Conductor

これで「フォルダごとに区切りページ」を差し込めるので、
請求書フォルダ別・クラス別など、紙で仕分けしやすくなります。

③ サービスページの用紙サイズ・給紙トレイ

• Service pages paper size：
  カバーページやレポートページの用紙サイズを指定。Print Conductor
• Paper source for cover pages / folder cover pages：
  カバーだけ別トレイ（色紙・厚紙）から印刷する、など細かい制御が可能。

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4. プリンタープロファイル & 複数プリンタ印刷（Ver.11〜）

新しい Print Conductor 11 では、複数プリンタを一度に使う機能 が強化されています。fCoder+1

4-1. Printer Profiles（プリンタープロファイル）

• 各プリンタに対して
  • 紙サイズ
  • 両面設定
  • カラー/モノクロ
  • トレイ
    などを保存した「プロファイル」を作成。
• List of Documents 上の特定ファイルに、特定のプリンタープロファイルを割り当て可能。

→ 1回の印刷で「請求書はプリンタA、納品書はプリンタB」という振り分けもできるイメージです。fCoder

4-2. Printer load balancing（プリンタ負荷分散）

• Round robin：
  ファイルを複数プリンタに順番に振り分ける方式。
• Least loaded printer：
  いま最も空いているプリンタへ優先的に送る方式。fCoder

大量印刷を複数台で回すオフィスや学校などではかなり便利な機能です。

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5. 代表的な「設定の組み立て方」例

少し具体的なイメージも置いておきます。

例1：テスト問題一式を一括印刷（全て同じ設定）

1. List にPDFをすべて追加（クラス別フォルダごとでもOK）
2. Settings > Common
   • Duplex：Simplex（片面）
   • Copies：人数＋予備
   • Collate：ON
   • Print order：Direct
3. Advanced：
   • Single print job mode：ON（順番保証）
   • Print cover page：ON（クラス名だけ載ったカバーを間に挟む）

→ これで「クラスごとテスト＋カバーページ」の束ができる。

例2：請求書を自動で仕分けしやすいように印刷

1. 請求書フォルダをまとめて追加（フォルダ構造ごと）
2. Advanced：
   • Print folder cover page：ON
   • Folder cover page template：フォルダ名＋日付＋ページ番号入りテンプレ
   • Paper source for folder cover pages：色紙トレイ
3. Common：Duplex＝As in printer（会社標準設定を利用）

→ フォルダごとに色紙のカバーページが入り、手作業の仕分けがしやすくなります。

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6. Mioさん向けの「運用のコツ」

1. まずは Common を最低限だけ決めて試す
   • プリンタ・部数・両面くらいに絞って一回印刷してみる
2. その上で
   • 「順番が大事」→ Single print job mode＋必要ならDelay
   • 「仕分けたい」→ Cover page / Folder cover page
   • 「プリンタ複数台」→ Printer Profiles＋Load balancing
3. 設定をいじりすぎたら
   • Advanced の Reset to default で一度リセットPrint Conductor

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7. このあと、もっと具体的にやるなら…

例えば：

• 「毎日このフォルダの請求書PDFをモノクロ2部、最後に集計レポートだけカラー1部」
• 「小テストはA4片面、解答だけB5両面で別プリンタから」

のような現場の具体シナリオがあれば、

• どの列を表示して
• Common をどう設定して
• Advanced でどこをON/OFFするか

まで、手順レベルのチェックリストに落として一緒に組めます。