「FolderMillはNASの共有フォルダを監視できますか?」
答えは 「はい」 です。
FolderMillは、Windows PCやWindows Serverにインストールし、社内ネットワーク上のNAS(Network Attached Storage)の共有フォルダを監視フォルダ(Hot Folder)として利用できます。
一度設定すれば、社員はファイルを共有フォルダへ保存するだけで、自動的に印刷やPDF変換などの処理が開始されます。
NASを監視フォルダとして利用するメリット
NASは、社内でファイルを共有するための保存装置です。
営業部、経理部、設計部など、複数の部署が同じ共有フォルダを利用できます。
その共有フォルダをFolderMillが監視することで、社員は普段どおりファイルを保存するだけで、自動処理が実行されます。
例えば、
- PDFの自動印刷
- PDFからTIFFへの変換
- Word・ExcelのPDF変換
- ファイル名の変更
- 指定フォルダへの振り分け
- ウォーターマークの追加
など、さまざまな処理を自動化できます。
設定前に確認すること
設定を始める前に、次の内容を確認しましょう。
- NASが社内ネットワークに接続されている
- FolderMillをインストールしたPCまたはWindows ServerからNASへアクセスできる
- NASに共有フォルダが作成されている
- FolderMillがその共有フォルダへアクセスできる権限を持っている
基本的な設定手順
1. NASに共有フォルダを作成する
例
\\NAS\Incoming
このフォルダに、処理したいPDFやWord、Excelなどのファイルを保存します。
2. FolderMillを起動する
FolderMillを起動し、新しい監視フォルダ(Hot Folder)を作成します。
3. 入力フォルダを設定する
監視するフォルダとして、NASの共有フォルダを指定します。
例
\\NAS\Incoming
4. 出力フォルダを設定する
処理後のファイルを保存するフォルダを指定します。
例
\\NAS\Processed
5. 実行する処理を選択する
用途に合わせて処理内容を設定します。
例えば、
- PDFへ変換
- TIFFへ変換
- 自動印刷
- ファイル名変更
- ウォーターマーク追加
- 条件による振り分け
など、複数の処理を組み合わせることができます。
6. 保存して監視を開始する
設定を保存すると、FolderMillが監視を開始します。
以後は、共有フォルダへファイルが保存されるたびに、自動で処理が実行されます。
運用イメージ
社員
│
▼
NAS共有フォルダ
(Incoming)
│
▼
FolderMill
(監視)
│
▼
PDF変換
TIFF変換
自動印刷
ファイル名変更
│
▼
完了フォルダ
社員はファイルを保存するだけで、その後の処理はFolderMillが自動で行います。
設定時のポイント
FolderMillをWindowsサービスとして運用する場合は、NASの共有フォルダを指定する際に、ネットワークドライブ(Z:など)ではなく、
\\NAS\Incoming
のようなUNCパスを使用することが一般的です。
また、FolderMillがNASへアクセスできるように、適切なアクセス権限が設定されていることも確認しましょう。
まとめ
FolderMillは、NASの共有フォルダを監視フォルダとして利用できます。
一度設定すれば、社員はファイルを保存するだけで、自動印刷やPDF変換、TIFF変換などの文書処理を自動で実行できます。
Windows PCでの小規模運用はもちろん、Windows Serverと組み合わせた大規模な運用にも対応できるため、多くの企業で業務効率化に活用されています。
毎日繰り返す文書処理を自動化したい企業にとって、FolderMillとNASの組み合わせは、シンプルで効果的なソリューションです。